胸が痛い(胸痛)の原因・考えられる病気・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
| 狭心症 | 冠攣縮性狭心症 |
| 微小血管狭心症 | 心筋梗塞 |
| 大動脈解離 | 肺血栓塞栓症 |
| 心膜炎 | 心筋炎 |
| 大動脈弁狭窄症 | 帯状疱疹 |
| 肺炎 | 心筋症 |
| 大動脈弁閉鎖不全症 | 肺高血圧症 |
| 気胸 | 逆流性食道炎 |
| 肋軟骨炎 | 肋間神経痛 |
| 胸膜炎 | 肋骨骨折 |
| たこつぼ心筋症 |
下線のある病名には、詳しいコラムがあります。
「歩くと胸が締めつけられる」「安静にしていても胸が痛む」「胸の痛みが心臓の病気ではないか心配」。胸痛には心臓・血管の病気のほか、肺、胃や食道、筋肉などの原因があります。痛む場所だけでは原因は分かりません。いつ始まり、何をしているときに起こり、どれくらい続くかが診察の手がかりになります[1]。
突然の強い胸の痛み、胸の圧迫感が続く、冷や汗・息苦しさ・失神を伴う場合は救急要請してください[2]。通常の予約を待たず、救急対応を優先してください。
この記事の要点
- 胸痛は心臓だけでなく、肺・食道・筋肉などの病気でも起こります。
- 歩行や階段で繰り返す胸の圧迫感は、循環器内科で相談したい症状です。
- 痛みの出方を確認し、心電図や血液検査など必要な検査を選びます。
- 当院では循環器専門医が診療し、必要に応じて心臓エコー検査や冠動脈CTを検討します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
(循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士)
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言胸の痛みでは、痛む場所に加え、始まり方や続く時間、動作との関係を重視しています。まず、急いで治療が必要な状態かを判断し、症状に合った検査につなげます。突然の強い痛みや、冷や汗・息苦しさを伴う痛みは、予約を待たず救急車を呼んでください。
1.受診の目安・何科に相談する?
新しく出た胸痛や、回数が増えている胸痛は早めに相談しましょう。運動で出て休むと軽くなる場合は狭心症などを考えます。安静時の痛みでも心臓の病気は否定できません。突然の強い痛みや息苦しさがある場合は、救急での評価が必要です[1][2]。
2.原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 狭心症 | 冠攣縮性狭心症 |
| 微小血管狭心症 | 心筋梗塞 |
| 大動脈解離 | 肺血栓塞栓症 |
| 心膜炎 | 心筋炎 |
| 大動脈弁狭窄症 | 帯状疱疹 |
| 肺炎 | 心筋症 |
| 大動脈弁閉鎖不全症 | 肺高血圧症 |
| 気胸 | 逆流性食道炎 |
| 肋軟骨炎 | 肋間神経痛 |
| 胸膜炎 | 肋骨骨折 |
| たこつぼ心筋症 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 歩行・階段などで胸が圧迫される | 狭心症[1] |
| 強い圧迫感が続き、冷や汗などもある | 急性心筋梗塞など[1] |
| 急に胸から背中へ強い痛みが出る | 急性大動脈解離[1] |
| 呼吸で痛みが強まり、息苦しい | 気胸、肺血栓塞栓症など[1] |
| 食後や横になると胸が焼ける | 逆流性食道炎[1] |
| 押す、体を動かすと同じ場所が痛む | 胸の筋肉・骨の痛み、帯状疱疹など[1] |
| 風邪や発熱の後に胸痛・動悸・息切れが出る | 心筋炎、心膜炎など[3] |
| 発熱や咳とともに、呼吸で胸が痛む | 肺炎、胸膜炎など[1] |
| 運動時の胸痛や息切れがあり、心臓の異常も指摘された | 大動脈弁狭窄症・大動脈弁閉鎖不全症、心筋炎、肺高血圧症など[4] |
| 強いストレスや体調不良の後、突然胸が苦しくなった | たこつぼ心筋症、心筋梗塞など。症状だけでは区別できません[4] |
症状の組み合わせは原因を考える手がかりで、これだけで診断はできません。一度の心電図で異常がなくても、狭心症などが見つかることがあります。経過と検査結果を合わせて判断します[1]。風邪の後に胸の症状が出た場合は、心筋炎や心膜炎も調べます[3]。
下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。
3.診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます[1]。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 心電図・血液検査 | 心臓の状態や、必要に応じて心筋の傷害などを確認します[1] |
| 胸部X線・心エコー | 肺や心臓の形・動きなどを調べます[1][4] |
| 冠動脈CTなど | 緊急性や腎機能などを確認し、心臓の血管の評価が必要な場合に選びます[1] |
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言「検査で異常がなければ、もう気にしなくてよいですか」と思うかもしれません。どの検査を行ったかと、その後の症状が大切です。痛みが続く、以前と違う場合は再度相談してください。
4.受診までにできること・伝えていただきたいこと
起こった時刻、続いた時間、動作、息苦しさの有無を記録してください。痛みを確かめるために無理に運動しないでください。強い症状のときは自分で運転せず、救急要請を検討してください。
5.よくある質問
A
心臓以外の原因もありますが、言葉の表現だけでは否定できません。痛みの続き方や持病も踏まえて判断します[1]。
A
全員ではありません。症状とほかの検査から必要性を判断します[1]。詳しくは「心臓(冠動脈)CT」のページをご覧ください。
A
原因を確認するまでは、痛みを起こす運動を避けてください。急な痛みや息苦しさがあれば中止し、受診してください。
あわせて確認したい症状
福岡市で胸が痛い(胸痛)のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では胸痛の出方と心血管のリスクを確認し、必要な検査を選びます。緊急性が高い場合は救急診療につなげます。
詳しくは「心臓(冠動脈)CT」のページをご覧ください。
繰り返す胸痛や胸の違和感が気になる方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
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参考文献
[3] 日本循環器学会. JCS 2023 Guideline on the Diagnosis and Treatment of Myocarditis.