風邪症状(のどの痛み・鼻水・咳)の原因・考えられる病気・受診の目安
この症状で考えられる主な病気
| 風邪(急性上気道感染症) | インフルエンザ |
| 新型コロナウイルス感染症 | 咽頭炎・扁桃炎 |
| 急性気管支炎 | 肺炎 |
| マイコプラズマ肺炎 | 溶連菌性咽頭炎 |
| アレルギー性鼻炎 | 花粉症 |
| 副鼻腔炎 | 喉頭炎 |
「のどが痛い」「鼻水と咳が出る」「風邪薬を飲んでもよくならない」。よくある風邪症状でも、原因や体調によって対応が変わります。
多くはウイルスによるものですが、インフルエンザ、肺炎、アレルギーなどが似た症状を起こすこともあります[1]。つらさだけでなく、いつから続いているか、よくなっているかを確認しましょう。
強い息苦しさ、意識がはっきりしない、唇が青紫色になる場合は救急要請してください[2]。
この記事の要点
- 風邪症状の多くはウイルスによるもので、抗菌薬が不要なことが多いです。
- 息苦しさ、食事や水分がとれない、いったん改善してからの悪化は受診の目安です。
- 診察を基本に、必要に応じて感染症の検査や血液検査、胸部画像検査を行います。
- 当院では内科・呼吸器内科で相談でき、発熱症状のある方の専用入口を設けています。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言「いつもの風邪だから大丈夫」と思っていても、経過がいつもと違うときは相談してください。熱が下がった後の息切れや、食べられないほどののどの痛みも診察で確認したい変化です。
受診の目安・何科に相談する?
軽い鼻水やのどの痛みだけで、休養しながら改善している場合は経過をみることもできます。
一方、症状が強い、数日たっても改善しない、いったん軽くなってから悪化した場合は内科へご相談ください[1]。
高齢の方、妊娠中の方、心臓・肺・腎臓の病気がある方、免疫を抑える治療中の方は早めの相談が大切です。受診前に発熱や咳があることをお伝えください。
原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 風邪(急性上気道感染症) | インフルエンザ |
| 新型コロナウイルス感染症 | 咽頭炎・扁桃炎 |
| 急性気管支炎 | 肺炎 |
| マイコプラズマ肺炎 | 溶連菌性咽頭炎 |
| アレルギー性鼻炎 | 花粉症 |
| 副鼻腔炎 | 喉頭炎 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 鼻水・のどの痛み・咳が一緒に出る | 風邪(急性上気道感染症) |
| 急な発熱や全身のだるさがある | インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症 |
| 強いのどの痛みが目立つ | 咽頭炎・扁桃炎(溶連菌性咽頭炎を含みます) |
| 咳に息切れや胸の痛みが加わる | 肺炎、マイコプラズマ肺炎、急性気管支炎など |
| くしゃみや目のかゆみを繰り返す | 花粉症、アレルギー性鼻炎 |
| 鼻づまりや顔の痛み、声のかすれが目立つ | 副鼻腔炎、喉頭炎など |
風邪では鼻水や咳が残ることもありますが、悪化する場合は別の原因を確認します。鼻水や痰が黄色いという理由だけで、抗菌薬が必要とは判断できません。診察と経過を踏まえて治療を選びます[1]。
新型コロナウイルス感染症や急性気管支炎については、それぞれのコラムで詳しく説明しています。
診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 診察・体温・酸素の測定 | のどや呼吸の状態、脱水の有無を確認します |
| 必要な感染症検査 | 症状の出方や流行状況に応じて、インフルエンザなどを調べます |
| 血液検査・胸部画像検査 | 肺炎などが疑われる場合に炎症や肺の状態を調べます |
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言症状に合う薬を選ぶ際は、市販薬との成分の重なりや持病への影響にも配慮します。咳で眠れない、のどが痛くて食事がとれないなど、生活の中で困っていることもお聞かせください。薬の使い方に加え、回復までの過ごし方や再受診の目安をお伝えします。
受診までにできること・伝えていただきたいこと
休養をとり、飲める範囲で少しずつ水分をとってください。心不全や腎臓病で水分制限がある方は指示を守りましょう。
市販の風邪薬を複数組み合わせると成分が重なることがあります[3]。お薬手帳と、使用した市販薬の箱や名前をお持ちください。
よくある質問
A
ウイルスによる風邪には抗菌薬は効きません。細菌による病気が疑われる場合に必要性を判断します[1]。
A
食べやすいものを無理のない量でとり、発熱やだるさがある間は運動を控えて休んでください。
あわせて確認したい症状
福岡市で風邪症状(のどの痛み・鼻水・咳)のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では内科・呼吸器内科で風邪症状を診療します。診察で必要性を確認したうえで、感染症の検査、血液検査や肺の画像検査を行います。
風邪症状が長引く方、咳やのどの痛みが強い方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
この症状でお悩みですか?
当院の専門外来では最適な治療プランをご提案しております。
参考文献
[1] 厚生労働省. 抗微生物薬適正使用の手引き 第四版 医科・外来編(2026)
[3] 厚生労働省. かぜ薬等の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について(令和8年1月13日)
[4] 水村賢司、權寧博. 『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン 第2版2025』の解説. 日本大学医学雑誌. 2026;85(2):59–64.