血圧が高い原因・検査・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
| 本態性高血圧 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
| 多発性嚢胞腎 | 睡眠時無呼吸症候群 |
| 慢性糸球体腎炎 | IgA腎症 |
| 原発性アルドステロン症 | 腎動脈狭窄症 |
| 甲状腺機能亢進症 | 甲状腺機能低下症 |
| 褐色細胞腫 | クッシング症候群 |
| 薬剤性高血圧 | 妊娠高血圧症候群 |
下線のある病名には、詳しいコラムがあります。
「健診で血圧が高かった」「家で測っても下がらない」「症状がないので薬は必要ない気がする」。血圧が高い状態は、自覚症状がなくても心臓・脳・腎臓の負担につながります[1]。緊張や測り方で値が変わるため、一回の数値だけで決めず、家庭での測定も参考にします。すでに薬を飲んでいる方も、今の値と体の状態に合っているか確認しましょう。
この記事の要点
- 高血圧は症状がないことが多く、健診や家庭での測定が大切です。
- 高い値が続く場合は、症状がなくても内科・循環器内科へ相談しましょう。
- 家庭血圧と診察室の値を確認し、腎臓や心臓への影響も調べます。
- 当院では血圧と心臓・腎臓の状態を踏まえ、生活改善と薬を検討します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
(循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士)
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言高血圧の治療では、心臓や脳、腎臓を守ることを大切にしています。症状がなくても、血圧の高い状態が続けば体に負担がかかります。診察室と家庭の血圧、持病、検査結果を合わせて、治療が必要か、どのような薬が適切かを見極めていきます。
1.受診の目安・何科に相談する?
診察室で140/90 mmHg以上、ご家庭での測定で135/85 mmHg以上が続く場合は相談の目安です。上か下のどちらかが高い場合も含みます。これは高血圧の基準で、治療中の目標値とは異なります。
180/120 mmHg以上の高い値が繰り返される場合は早急に相談し、胸痛、強い息苦しさ、麻痺や意識の異常を伴う場合は救急要請してください[2][3][4]。
2.原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 本態性高血圧 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
| 多発性嚢胞腎 | 睡眠時無呼吸症候群 |
| 慢性糸球体腎炎 | IgA腎症 |
| 原発性アルドステロン症 | 腎動脈狭窄症 |
| 甲状腺機能亢進症 | 甲状腺機能低下症 |
| 褐色細胞腫 | クッシング症候群 |
| 薬剤性高血圧 | 高血圧症 |
| 妊娠高血圧症候群 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました[2]。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 家でも高い値が続く | 本態性高血圧(体質や生活習慣などが関わる高血圧) |
| 病院だけ、または家庭で高い | 白衣高血圧、仮面高血圧 |
| 腎臓の数値や尿に異常がある | 糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症、慢性糸球体腎炎・IgA腎症、多発性嚢胞腎などに伴う高血圧 |
| 大きないびき、呼吸停止がある | 睡眠時無呼吸症候群 |
| 薬で下がりにくい、急に上がった | 原発性アルドステロン症、腎動脈狭窄症、褐色細胞腫、クッシング症候群、薬剤性高血圧など |
| 動悸や体重変化、寒がり・暑がりなどもある | 甲状腺機能亢進症・低下症など |
| 妊娠中に血圧が高くなった | 妊娠高血圧症候群など |
多くは体質、年齢、塩分、体重などが重なって起こります。一方、腎臓やホルモンの病気が原因の場合もあります。下がりにくい場合は薬を増やすだけでなく、測り方や原因を見直します[2]。
薬を飲んでも血圧が下がりにくい、カリウムが低い場合などは、副腎から出るホルモンが多すぎる「原発性アルドステロン症」なども確認します[5]。高血圧と腎臓病は互いに影響します。高血圧で腎臓が傷む一方、腎臓の働きが低下すると、塩分や水分がたまって血圧が上がることがあります[6]。
原因となる病気の検査については「二次性高血圧」のコラムをご覧ください。腎動脈狭窄症については「腎動脈狭窄症・腎血管性高血圧」のコラムもご参照ください。
下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。
3.診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 家庭血圧の記録・診察 | 安静時の値と朝・夜の傾向を確認します[2] |
| 血液・尿検査 | 腎機能、ミネラル、尿タンパク、血糖や脂質を調べます[2][6] |
| 心電図・必要な追加検査[2][4] | 心臓への影響や、原因が疑われる病気を確認します |
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言「数値が下がったので薬をやめてよいですか」と思うかもしれません。薬の効果で下がっている場合がほとんどなので薬を継続する必要があります。低すぎる値やふらつきがある場合も、自己判断で中止せず記録を見ながら相談しましょう。
4.受診までにできること・伝えていただきたいこと
上腕式の血圧計を使い、座って1〜2分休んでから測ります。朝は起床後1時間以内で、排尿後、朝食・服薬前、夜は就寝前が基本です。繰り返し測って一番低い値だけを選ばず、記録してください。減塩を基本に、運動や体重管理は持病に合わせて相談します[1][2]。
5.よくある質問
A
体質と共通する生活習慣の両方が関係します。家族歴がある方も、家庭血圧と健診でご自身の状態を確認しましょう[1]。
あわせて確認したい症状・健診結果
福岡市で血圧が高い方のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では循環器内科と腎臓内科で、血圧と臓器への影響を確認します。治療中の血圧が合わない、薬が長年変わっていないといった相談にも対応します。
詳しくは「心臓病・腎臓病治療アップデート外来」のページをご覧ください。
健診や家庭で高い血圧が続く方、治療中の血圧や薬が気になる方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
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