アレルギー体質が心配な方へ|検査・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
「鼻炎や喘息があり、ほかのアレルギーも心配」「検査で陽性が多く、何を避ければよいか分からない」「家族にアレルギーがある」。アレルギーは、花粉、食べ物、薬などに体が反応して症状が出る病態です。検査の結果だけでなく、何に触れ、いつ、どんな症状が出たかが重要です。心配なことを整理して、ご自身に必要な検査と対策を考えましょう。
この記事の要点
- アレルギーの判断では、実際の症状と原因への接触を確認することが大切です。
- 検査が陽性でも、それだけで症状の原因と決まるわけではありません。
- 症状と経過を聞き、必要な項目を選んで検査します。
- 当院では鼻や呼吸の症状を相談でき、必要に応じて各診療科と連携します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
(循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士)
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言「アレルギーかもしれない」と気になっていても、何が原因なのか分からず、受診を迷うこともあると思います。原因がはっきりしていなくても、まずはご相談ください。症状が出る時期やきっかけ、日常生活で困っていることを丁寧に伺い、必要な検査や治療を一緒に考えていきます。
1.受診の目安・何科に相談する?
鼻水、目のかゆみ、咳やゼーゼーする症状を繰り返す場合はご相談ください。食べ物、薬、虫刺されなどの後に症状が出た場合は、原因と思われるものの名前と、症状が出るまでの時間を伝えましょう。
急に息苦しい、のどが詰まる、意識が遠のくなどの症状がある場合は、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーの可能性があります。救急要請(119番)をしてください。[1]
2.原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説です。
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 季節や場所で鼻・目の症状が変わる | 花粉症、アレルギー性鼻炎など |
| 夜や運動時に咳・ゼーゼーする症状が出る | 喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、喉頭アレルギーなど。ゼーゼーしない咳の病気もあります。 |
| 食後に皮膚・口・呼吸などの症状が出る | 食物アレルギーなど[2] |
| 薬の使用後に発疹などが出る | 薬剤アレルギーなど |
| 特定の刺激の後に皮膚が赤くなる | 接触皮膚炎など |
| 皮膚のかゆみや湿疹を繰り返す | アトピー性皮膚炎など |
| かゆい膨らみが出たり消えたりする | じんましん(アレルギー以外の原因もあります) |
| 鼻づまりや、においの分かりにくさを繰り返す | 好酸球性副鼻腔炎など |
| 目のかゆみや充血、涙が出る | アレルギー性結膜炎など |
| 食事や薬などの後に、急な息苦しさ・ふらつきなどが出る | アナフィラキシーなど。じんましんを伴うこともあります。救急要請してください。[1] |
血液検査のIgE抗体は、原因を探す手がかりの一つです。[3]陽性でも症状が出ない場合があり、陰性でもすべてのアレルギーを否定できません。「アレルギー体質」を一つの検査でまとめて確定するものではありません。
鼻や目の症状については、花粉症のコラムをご覧ください。咳やゼーゼーする症状については、喘息・咳喘息のコラムで詳しく説明しています。
3.診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありません。症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 症状と接触の聞き取り | 原因候補、起きた時間、症状、使った薬を整理します。 |
| 必要な血液検査 | 経過に合う原因候補への反応を確認します。 |
| 症状に応じた検査・診察 | 呼吸機能検査などを行い、皮膚科・耳鼻咽喉科などとも連携します。 |
咳だけが続く場合の原因や検査については、慢性咳嗽のコラムで詳しく説明しています。
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言アレルギーの血液検査で陽性になっても、その物質が実際に症状を引き起こしているとは限りません。診察では「いつ、何をしたときに、どんな症状が出たか」を大切にしています。検査結果と症状の経過を照らし合わせ、治療が必要か、生活の中で何に気をつければよいかを、ご本人と一緒に考えていきます。
4.受診までにできること・伝えていただきたいこと
- 症状が出たときの写真を残してください。
- 食べ物や薬の名前、接触から発症までの時間を記録してください。
- 市販薬を使用している場合は、商品名や使用した回数が分かるようにしておきましょう。
- 原因と思うものを、自宅でわざと試さないでください。
- 広い食事制限や、市販の検査結果だけによる自己判断は避けましょう。
5.よくある質問
A
なりやすさに体質は関わりますが、同じ原因や症状が必ず出るわけではありません。遺伝的な要因に加えて、環境なども関係すると考えられています。[4]
A
採血などは外来で行います。食物などの負荷試験は、危険性を評価したうえで、必要に応じて適した医療機関で行います。
あわせて確認したい症状
福岡市でアレルギー体質が心配な方へのご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院ではアレルギーが疑われる鼻・呼吸の症状を確認し、必要な検査と治療を検討します。食物・薬などの詳しい評価が必要な場合は、適切な診療につなげます。
アレルギーの症状や検査結果が気になる方、鼻炎や咳を繰り返す方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
この症状でお悩みですか?
当院の専門外来では最適な治療プランをご提案しております。
参考文献
[1] 日本アレルギー学会.アナフィラキシーガイドライン2022
[2] 日本小児アレルギー学会.食物アレルギー診療ガイドライン2021 ダイジェスト版