足がつる(こむら返り)の原因・考えられる病気・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
| 低カリウム血症 | 腰部脊柱管狭窄症 |
| 糖尿病性神経障害 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 低マグネシウム血症 | 低カルシウム血症 |
| 糖尿病 | 閉塞性動脈硬化症 |
| 甲状腺機能低下症 | 肝硬変 |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
下線のある病名には、詳しいコラムがあります。
「夜中にふくらはぎがつって目が覚める」「運動中に足がつる」「最近、何度も繰り返す」。足のつり(こむら返り)は、筋肉が急に縮んで痛む状態です。健康な方にも起こり、運動や体の水分の変化などが関係します。
一方、繰り返す場合は、薬、腎臓の働き、血液中のミネラル、神経や血管の状態を確認することがあります[1]。
この記事の要点
- 足のつりは筋肉の急なけいれんで、夜間や運動中に起こることがあります。
- 繰り返す、力が入りにくい、しびれや足の冷たさがある場合は相談しましょう。
- 症状と薬を確認し、必要に応じて血液検査や足の血流の検査を行います。
- 当院では内科・腎臓内科・循環器内科の観点から原因を検討します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言「ミネラルのサプリを飲めば治りますか」と思うかもしれません。足のつりの原因は一つではありません。腎臓の状態によってはサプリが合わないこともあるため、繰り返す場合は原因を調べてから対処を選びましょう。
受診の目安・何科に相談する?
足のつりの回数が増えた、睡眠を妨げる、薬を始めてから出るようになった場合は、内科へご相談ください[1]。
しびれや腰痛を伴う場合は、神経や腰の病気が関係していることがあります。歩くと毎回痛くなり、休むと楽になる場合は、単なる足のつりとは別に足の血流を確認する必要があります。
また、足が急に強く痛む、冷たい・白い、力が入らないなどの症状がある場合は、血流が急に悪くなっている可能性もあるため、救急受診を検討してください。
原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 低カリウム血症 | 腰部脊柱管狭窄症 |
| 糖尿病性神経障害 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 低マグネシウム血症 | 低カルシウム血症 |
| 糖尿病 | 閉塞性動脈硬化症 |
| 甲状腺機能低下症 | 肝硬変 |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 運動の後や睡眠中に一時的に起こる | 筋肉の疲れなどに関連するこむら返り |
| 汗を多くかいた・嘔吐や下痢の後に起こる | 脱水、ミネラルのバランスの変化 |
| 薬の変更後に起こる | 利尿薬などの影響 |
| しびれや力の入りにくさもある | 糖尿病による神経の障害、腰や神経の病気など |
| 歩くと痛み、足が冷たい | 末梢動脈疾患など、足の血流の低下 |
| 糖尿病、腎臓病、肝臓病がある・しびれも伴う | 糖尿病性神経障害、進行した腎臓病(糖尿病性腎症・高血圧性腎硬化症など)、肝硬変など |
| 寒がり、だるさ、便秘などもある | 甲状腺機能低下症など |
カリウムなどの異常や腎臓の病気が関わることもありますが、足がつるだけでミネラル不足とはいえません[1][3]。
足のつりの薬として使われる漢方薬にも、カリウム低下やむくみなどの副作用があるため、飲み続け方には注意が必要です[2]。
血液中のミネラルについては、「カルシウムの異常」「マグネシウムの異常」のコラムで詳しく説明しています。
下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。
診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありません。症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 診察 | 足の筋肉、しびれ、左右の違い、血流の状態を確認します |
| 血液検査 | 必要に応じて腎臓、カリウムなどのミネラル、血糖を調べます |
| 足の血流の検査 | 血管の病気が疑われる場合に、足と腕の血圧やエコーなどを確認します |
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言足のつりの治療では、痛みや回数に加え、睡眠や運動への影響も確認します。薬を使う場合は、腎臓の働きやほかの薬との組み合わせに配慮し、効果と副作用を見ながら続け方を調整します。市販の漢方薬やサプリを使っている方は、その内容もお知らせください。
受診までにできること・伝えていただきたいこと
ふくらはぎがつったときは、つま先をゆっくり手前へ引き、筋肉を伸ばしてみましょう。強い痛みや腫れが続く場合は、無理に伸ばしたり、もんだりしないでください。
水分や塩分を一律に増やすのではなく、心臓病・腎臓病・高血圧などで受けている生活上の指示を守ることが大切です[1]。
受診時には、以下の内容をお伝えください。
- いつから、どのくらいの頻度で足がつるか
- つる部位、起こる時間帯、運動との関係
- しびれ、足の冷たさ、むくみ、腰痛の有無
- 飲んでいる薬、市販薬、漢方薬、サプリメント
- 糖尿病、腎臓病、肝臓病、甲状腺の病気などの有無
よくある質問
A
つっている間は運動を中止し、痛みが落ち着いてから再開します。繰り返す場合や、歩くと決まって痛む場合は、運動量を増やす前にご相談ください。
A
症状や薬の種類によって異なります。市販薬も含めて漫然と続けず、医師または薬剤師に相談してください。甘草を含む漢方薬では、偽アルドステロン症による低カリウム血症やむくみなどに注意が必要です[2]。
A
偏りの少ない食事を基本にしましょう。サプリメントやスポーツ飲料を大量にとれば防げるとは限りません。特に腎臓病や心臓病がある方は、カリウム・水分・塩分の摂取量について主治医の指示を優先してください[3]。
あわせて確認したい症状・健診結果
福岡市で足がつる(こむら返り)のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では足のつりを、薬・腎機能・血流などの面から確認します。必要に応じて整形外科などとも連携します。
足のつりを繰り返す方、足の冷たさやしびれも気になる方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
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