食欲がない(食欲不振)の原因・考えられる病気・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
| 風邪(急性上気道感染症) | インフルエンザ |
| 慢性便秘症 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 心不全 | 糖尿病性腎症 |
| 高血圧性腎硬化症 | 肺炎 |
| 胃炎 | 胃・十二指腸潰瘍 |
| 逆流性食道炎 | 感染性胃腸炎 |
| うつ病 | 胃がん |
| 肝炎 | 肝硬変 |
| 慢性膵炎 | 機能性ディスペプシア |
| 膵がん | 副腎機能不全 |
下線のある病名には、詳しいコラムがあります。
「食べたいと思わない」「少し食べるだけでお腹がいっぱいになる」「以前より食事量が減った」。食欲は体調や気分、薬の影響でも変わります。数日で戻ることもありますが、続く場合や体重が減る場合は原因を確認しましょう。食べられない理由が、吐き気なのか、痛みなのか、飲み込みにくさなのかも手がかりになります。
この記事の要点
- 食欲不振には感染症、胃腸の不調、薬、心や体の病気などが関係します。
- 水分がとれない、体重が減る、食欲低下が続く場合は相談しましょう。
- 食事量と一緒に出る症状を確認し、必要な血液・画像検査を選びます。
- 当院では内科で原因を調べ、栄養や持病の状態も確認します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック院長 浦 祐次郎
循環器専門医・総合内科専門医・TAVI実施医/指導医・心血管インターベンション治療学会認定医・SHD心エコー図認証医・心臓リハビリテーション指導士
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言診察では、食べられない期間や体重の変化を手がかりに、胃腸の症状、口の中の問題、薬や持病の影響などを幅広く確かめます。気分の落ち込みや生活の変化も大切な情報です。食欲の低下を全身の変化として捉え、必要に応じて専門の診療につなげます。
受診の目安・何科に相談する?
食欲低下が続く、意図せず体重が減る、食後の痛みや飲み込みにくさがある場合は内科へご相談ください。高齢の方や持病がある方は、食事量の低下が体力に影響しやすいため早めに相談しましょう。
水分もとれない、繰り返し吐く、尿が少ない場合は当日中に受診してください。
尿の減少と腎機能の急な悪化については、急性腎障害のコラムをご覧ください。
原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 風邪(急性上気道感染症) | インフルエンザ |
| 慢性便秘症 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 心不全 | 糖尿病性腎症 |
| 高血圧性腎硬化症 | 肺炎 |
| 胃炎 | 胃・十二指腸潰瘍 |
| 逆流性食道炎 | 感染性胃腸炎 |
| うつ病 | 胃がん |
| 肝炎 | 肝硬変 |
| 慢性膵炎 | 機能性ディスペプシア |
| 膵がん | 副腎機能不全 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 発熱やのどの痛み、咳がある | 風邪、インフルエンザ、肺炎などの感染症 |
| 胃もたれ・吐き気・腹痛や便秘がある | 胃炎、胃・十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシア、逆流性食道炎、感染性胃腸炎、慢性便秘症など[1] |
| 薬を始めてから食べにくい | 薬の副作用[2] |
| むくみ、だるさがあり、腎臓の数値も悪化している | 進行した腎臓病(糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症など)[3] |
| 息切れやむくみ、お腹の張りもある | 心不全など[2] |
| 気分の落ち込み、強い不安がある | 心の不調[2] |
| 体重減少や飲み込みにくさが続く | 胃がん・膵がん、慢性膵炎など[2] |
| だるさや、皮膚・白目が黄色くなる症状もある | 肝炎、肝硬変など[2] |
| 立ちくらみ、体重減少も続く | 副腎機能不全など[4] |
口や歯の痛み、味の変化、生活環境の変化でも食事が減ることがあります[1]。原因によって治療や食事の工夫が変わります。食欲低下だけでがんと決まるわけではありませんが、体重減少などがあれば確認します[2]。
薬による腎機能の悪化が疑われている方は、薬剤性腎障害のコラムをご覧ください。
下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。
診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 診察・食事と体重の確認 | 食べにくい理由、期間、薬、便の状態などを確認します |
| 血液・尿検査 | 脱水、炎症、貧血、肝臓・腎臓などの状態を調べます |
| 必要な追加検査 | 腹部の画像や胃腸の検査などを症状に応じて選びます |
循環器専門医院長 浦 祐次郎から一言食べられない原因への対応とともに、栄養や水分の不足、薬を飲むときの負担にも対応します。食事の量や回数、食べやすいものの選び方など、今の体の状態に合う方法をご提案します。食事や服薬で困っていることを伺い、日々の生活で実行しやすい工夫につなげます。
受診までにできること・伝えていただきたいこと
とれる場合は少量ずつ、回数を分けて食べてみましょう。食べられた量、体重、吐き気や便の状態を記録してください[1][2]。
糖尿病で食事がとれない場合は、薬やインスリンの調整について早めに主治医へ連絡してください[5]。
よくある質問
A
十分な栄養の代わりにはならず、糖分が多いものもあります。食事がとれない期間が続く場合は早めにご相談ください。
A
薬により異なります。糖尿病薬などは調整が必要なことがあるため、自己判断で変更せず確認してください[5]。
A
まず内科で原因を整理できます。症状に応じて胃腸、口や歯、心の診療にもつなげます。
あわせて確認したい症状
福岡市で食欲がない(食欲不振)のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では、食欲低下を体重や持病の変化と合わせて評価します。必要な検査を選び、食事や薬の相談も行います。
食欲低下が続く方、食事量や体重が減っている方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
この症状でお悩みですか?
当院の専門外来では最適な治療プランをご提案しております。
参考文献
[1] 国立がん研究センター.がん情報サービス「食欲がない・食欲不振」.
[2] U.S. National Library of Medicine. Appetite – decreased. MedlinePlus Medical Encyclopedia.
[3] National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. What is Kidney Failure?
[5] 日本糖尿病学会.糖尿病診療ガイドライン2024.第20章「糖尿病における急性代謝失調・シックデイ(感染症を含む)」.