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腎臓の数値が悪い

腎臓の数値が悪い|クレアチニン・eGFRと受診の目安|福岡市早良区

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この症状で考えられる主な病気

慢性腎臓病(CKD) 糖尿病性腎症
高血圧性腎硬化症 慢性糸球体腎炎
IgA腎症 急性腎障害
薬剤性腎障害 心不全
前立腺肥大症などによる尿路閉塞(水腎症) 腎盂腎炎
腎動脈狭窄症 多発性嚢胞腎
ネフローゼ症候群 腎結石・尿路結石症
急性糸球体腎炎 急速進行性糸球体腎炎
ANCA関連血管炎・腎炎 ループス腎炎
溶連菌感染後糸球体腎炎 多発性骨髄腫

下線のある病名には、詳しいコラムがあります。

「クレアチニンが高いと言われた」「eGFRが下がっている」「すぐに透析になるのか不安」。クレアチニンやeGFRは、腎臓が血液中の老廃物を取り除く働きをみる検査です[1]。年齢、筋肉量、脱水、薬などの影響も受けます。一度の結果だけで病気の進み方は分からないため、以前の数値や尿検査と合わせて確認しましょう。

この記事の要点

  • クレアチニン・eGFRは腎臓の働きをみる目安で、過去からの変化が大切です。
  • 一度の異常だけで慢性腎臓病や透析の必要性が決まるわけではありません。
  • 血液の再検査、尿タンパク、薬や体調を確認して原因を調べます。
  • 当院では腎臓内科医が、腎機能を守るための治療や生活の工夫を提案します。

この記事を書いた医師

うらマイハートクリニック副院長 腎臓内科医 浦 雅紀子

(日本内科学会 認定内科医、難病指定医、身体障害者福祉法指定医師)

腎臓内科医
副院長 浦 雅紀子から一言
腎臓の状態を判断するときは、一度の数値だけでなく、これまでの変化や尿タンパクの有無を重視します。一時的な変化なのか、継続した治療が必要なのかを見極め、腎臓の働きをできるだけ長く保つための対策を考えます。以前の健診結果があれば、ぜひお持ちください。

1.受診の目安・何科に相談する?

健診で腎機能の低下を指摘されたら、結果を持参してください。急に悪くなった、尿タンパク・血尿もある場合は早めの評価が必要です。尿が極端に少ない、嘔吐や下痢で水分がとれない、むくみが急に悪化した場合は当日中に相談しましょう。強い息苦しさや意識の異常は救急受診の目安です[1][2]。

2.原因と考えられる病気

関連する病気の詳しい解説

慢性腎臓病(CKD) 糖尿病性腎症
高血圧性腎硬化症 慢性糸球体腎炎
IgA腎症 急性腎障害
薬剤性腎障害 心不全
前立腺肥大症などによる尿路閉塞(水腎症) 腎盂腎炎
腎動脈狭窄症 多発性嚢胞腎
ネフローゼ症候群 腎結石・尿路結石症
急性糸球体腎炎 急速進行性糸球体腎炎
ANCA関連血管炎・腎炎 ループス腎炎
溶連菌感染後糸球体腎炎 多発性骨髄腫

症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。

症状・検査の特徴 考えられる主な原因・病気
糖尿病や高血圧が続いている 糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症など[1]
尿タンパクや血尿が続く 糸球体腎炎など
発熱・下痢・食事不良の後に急に悪化した 脱水などに伴う急性腎障害[2]
薬の開始・変更後に変わった 薬の影響など[1][2]
尿が出にくい、腎臓の形に異常がある 結石や前立腺肥大症などによる尿路閉塞(水腎症)、多発性嚢胞腎など[1][2]
感染後に血尿・むくみが出た、尿量が急に減った 急性糸球体腎炎、溶連菌感染後糸球体腎炎など[3]
血尿・尿タンパクがあり、短期間で腎臓の数値が悪くなる 急速進行性糸球体腎炎、ANCA関連血管炎・腎炎、ループス腎炎など[1]
息切れ・むくみとともに悪化する 心不全など。心臓と腎臓の働きが互いに影響することがあります[2]
発熱や排尿時の痛みがある、尿が出にくい 腎盂腎炎、結石や前立腺肥大症などによる尿路閉塞(水腎症)[2][4]
血圧が下がりにくい、腎機能が悪化する 腎動脈狭窄症など[1]
貧血や骨の痛みなどもある 多発性骨髄腫など[5]

eGFRが60 mL/min/1.73 m²未満、または尿タンパクなどの腎障害が3か月を超えて続く場合は、慢性腎臓病(CKD)に当てはまります。急な低下か、長く続く低下かを区別し、進み方と原因に合う対処を考えます[1]。

下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。

急な腎機能の変化については急性腎障害、発熱や排尿時の痛みを伴う病気については腎盂腎炎のコラムをご覧ください。腎動脈狭窄症の検査・治療については、腎動脈狭窄症・腎血管性高血圧のコラムもご覧ください。

3.診察と検査で何を調べる?

すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。

確認すること・検査 この診察・検査でわかること
血液の再検査 クレアチニン・eGFRに加え、カリウムや貧血なども確認します
尿検査・血圧 尿タンパク、血尿と血圧の状態を調べます
腎エコー・必要な追加検査[1][2] 腎臓の形や尿の通り道、原因となる病気を確認します
腎臓内科医
副院長 浦 雅紀子から一言
「水をたくさん飲めば数値が戻りますか」と考えてしまうかもしれません。脱水が原因の場合と、むくみがある場合では対処が違います。むくみがある場合は逆効果になることがありますので、今の状態に合った水分量を相談しましょう。

4.受診までにできること・伝えていただきたいこと

過去の採血・健診結果、処方薬、市販薬、サプリの情報をお持ちください。痛み止めの継続使用や体調不良時の薬にも注意が必要です。薬は自己判断で中止せず、血圧、体重、尿の変化を伝えてください[1]。

薬が関係する腎臓の病気については、薬剤性腎障害のコラムをご覧ください。

5.よくある質問

Q腎臓の数値は改善しますか?

A

脱水などで一時的に悪化した場合は改善することがあります。慢性の病気でも、原因への治療で悪化を抑えることを目指します。

Qすぐに透析が必要ですか?

A

一度の数値だけでは決まりません。腎機能の程度と変化、症状、ミネラルや水分の状態を踏まえて判断します[1][2]。

Q運動や食事制限は必要ですか?

A

体調に合う運動は続けられることが多いです。食事は減塩を基本に、腎機能と栄養状態に応じて個別に調整します[1]。

あわせて確認したい症状・健診結果

福岡市で腎臓の数値が悪い(クレアチニン・eGFR)のご相談なら|うらマイハートクリニック

うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。

当院では腎臓内科医が腎機能の変化と原因を確認します。心臓や血圧、糖尿病の治療も踏まえて、腎臓を守る方法を検討します。

詳しくは「心臓病・腎臓病治療アップデート外来」のページをご覧ください。

健診でクレアチニンやeGFRの異常を指摘された方、腎機能の低下が心配な方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。

この症状でお悩みですか?

当院の専門外来では最適な治療プランをご提案しております。

参考文献

[1] 日本腎臓学会. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023.

[2] 日本腎臓学会ほか. AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016.

[3] Centers for Disease Control and Prevention. Clinical Guidance for Post-Streptococcal Glomerulonephritis.

[4] 日本感染症学会・日本化学療法学会. JAID/JSC感染症治療ガイドライン2015―尿路感染症・男性性器感染症―.

[5] 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版):多発性骨髄腫(総論).

浦 雅紀子

この記事の監修者:
うらマイハートクリニック副院長 
浦 雅紀子

福岡山王病院にて各診療科からの腎臓病相談を一手に担ってきた 腎臓の専門家。豊富な知識と経験で、多くの症例を解決に導く。

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