尿酸値が高い原因・検査・受診の目安|福岡市早良区
この症状で考えられる主な病気
| 肥満症 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
| 急性腎障害 | 白血病 |
| 悪性リンパ腫 | 乾癬 |
下線のある病名には、詳しいコラムがあります。
「尿酸値が高いと言われた」「足の親指が急に腫れて痛い」「痛風になっていないので大丈夫だと思う」。尿酸は体の中でつくられる老廃物の一つで、主に腎臓から排出されます。高い状態が続くと痛風や尿路結石に関わりますが、すべての方にすぐ薬が必要というわけではありません[1]。腎機能、痛風の有無、ほかの持病も確認して対応を決めましょう。
この記事の要点
- 尿酸値が高い状態は、痛風や尿路結石に関係します。
- 急な関節の腫れ・痛みや、繰り返す高値がある場合は相談しましょう。
- 尿酸値と腎機能を確認し、薬・生活習慣・痛風の既往も調べます。
- 当院では腎臓内科医が、腎機能と持病に合わせて治療を検討します。
この記事を書いた医師
うらマイハートクリニック副院長 腎臓内科医 浦 雅紀子
(日本内科学会 認定内科医、難病指定医、身体障害者福祉法指定医師)
腎臓内科医副院長 浦 雅紀子から一言「ビールを飲まないのに、なぜ高いのでしょう」と思うかもしれません。尿酸値は、食事や飲酒の量だけで決まるものではありません。体質や腎臓の働き、体重、服用中の薬など、いくつかの要因が重なって高くなることがあります。診察では、検査結果や治療歴も踏まえて原因を整理し、生活の中で改善できる点を具体的にお伝えします。
1.受診の目安・何科に相談する?
尿酸値の高値が続く、痛風を起こしたことがある、腎臓病や結石がある場合は相談してください。急に関節が赤く腫れて強く痛む場合は、痛風以外の感染などとの区別も必要です。
発熱を伴う関節痛、発熱と脇腹の痛みなどは当日中に受診してください。
2.原因と考えられる病気
関連する病気の詳しい解説
| 肥満症 | 慢性腎臓病(CKD) |
| 糖尿病性腎症 | 高血圧性腎硬化症 |
| 急性腎障害 | 白血病 |
| 悪性リンパ腫 | 乾癬 |
| 高尿酸血症(痛風)と痛風腎 | 腎結石・尿路結石症 |
症状や検査結果の特徴と、考えられる主な原因をまとめました。
| 症状・検査の特徴 | 考えられる主な原因・病気 |
|---|---|
| 健診で高値が続くが痛みはない | 高尿酸血症 |
| 足の親指などの関節が急に腫れる | 痛風発作など |
| 脇腹の痛みや血尿がある | 尿路結石など |
| 腎機能が低下している | 糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症などに伴い、尿酸を尿へ出しにくくなった状態 |
| 薬、飲酒、体重の変化と関連する | 薬や生活習慣の影響など |
| 急に腎機能が悪くなった、尿量が減った | 急性腎障害など |
| 血液の病気の治療中、皮膚の炎症が広範囲にある | 白血病、悪性リンパ腫、乾癬など。細胞が多く壊れると尿酸が増える場合があります |
急に腎臓の働きが低下した場合については、「急性腎障害」のコラムで詳しく説明しています。
血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を高尿酸血症といいます。痛風を起こした方と、症状がない方では薬の開始判断が異なります。尿酸を下げる薬と、発作時の痛みを抑える薬も役割が違います[1]。腎臓の働きが低下すると、尿酸を尿へ出しにくくなり、尿酸値が上がることがあります[2]。
尿酸値の管理や痛風については「高尿酸血症(痛風)と痛風腎」のコラムで詳しく説明しています。
下線のある病名から、詳しいコラムをご覧いただけます。
3.診察と検査で何を調べる?
すべての方に同じ検査を行うわけではありませんが、症状やこれまでの検査結果を確認し、必要な検査を選びます。
| 確認すること・検査 | この診察・検査でわかること |
|---|---|
| 尿酸・腎機能の血液検査[1][3] | 高値の程度と、腎臓の働きを確認します |
| 尿検査・持病や薬の確認 | 結石のリスクや、尿酸に影響する要因を調べます |
| 関節や尿路の追加検査 | 痛みの原因が不明な場合や結石が疑われる場合に検討します |
腎臓内科医副院長 浦 雅紀子から一言尿酸値が高いときに必要な対応は、数値だけでなく、痛風発作や尿路結石の有無、腎臓の働きによっても異なります。薬が必要かどうかを判断し、治療を始める場合は、その目的や続け方もご説明します。痛みが治まった後も、尿酸値の経過を見ながら治療を調整していきます。
4.受診までにできること・伝えていただきたいこと
飲酒量、糖分の多い飲み物、体重、薬を確認しましょう[1]。急な断食や極端な食事制限を避け、無理のない体重管理を相談します。
水分は持病の指示を守り、関節が腫れている間は強い運動を避けてください。
5.よくある質問
A
数値、痛風や結石の有無、腎機能などで判断します[1]。生活改善と定期的な確認で経過を見る場合もあります。
A
体質も関係しますが、家族歴だけで発症が決まるわけではありません[1]。ご自身の尿酸値と生活の状態を確認します。
A
食事の見直しが役立つ場合がありますが、食事だけで十分に尿酸値が下がらない場合もあります[1]。必要な治療を相談しましょう。
あわせて確認したい症状・健診結果
福岡市で尿酸値が高いと指摘された方のご相談なら|うらマイハートクリニック
うらマイハートクリニック(福岡市早良区藤崎・原)は、内科・循環器内科・腎臓内科・呼吸器内科を診療するクリニックです。
当院では尿酸と腎臓の状態を確認し、痛風の再発や結石、ほかの持病を踏まえて治療を考えます。
尿酸値の高値を指摘された方、痛風や尿路結石を繰り返す方は、福岡市早良区のうらマイハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
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参考文献
[1] 日本痛風・尿酸核酸学会. 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 2022年追補版.